2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ふと

メーリスの200通目って誰が投げたんだと思い調べた。去年の終わりのことで、おれだった。今までメーリスに投げたメールなんで両手の指に満たないのに。100通目は順当な結果であったが、これがポストされたのは2006年1月。つまり1年足らずで100通のメールが流…

イタロ・カルヴィーノ/柔かい月

結局ライオンはどうなったんですか!!(バカっぽい発言) なんて云ったらいいのか、たとえば唐突にC言語のソースコードでも読まされたらこんな気分になるのではないかというか。そう、なんかこの書き方はプログラムっぽいと思った。可能性の検討。 そら正直…

麒麟「キリン!キリン!キリン!」

感想書いてなかった……。噂の「ごめん」は確かにヤバかった。えー、あとは……この頃の田村は半端なく噛みまくりだったのが印象に残った。滑舌も悪いし。さんま御殿に出てるのを見て成長ぶりにちょっと感動したよ!そんな感じ。キリン!キリン!キリン! [DVD]出版…

道尾秀介/片眼の猿

いろいろな意味で感想が書きづらい作品。 あえてこのテーマに騙しのテクニックというある種の小手先を掛け合わせることを試みた(そして、ある程度の成功を収めた)ことは素直に評価したい。実際、この手法を用いることによって、小説のメッセージは際だって…

はてなの商品紹介リンクに

本の場合も発売日が表示されるようになった。個人的には有り難い。

文芸漫談「野火」

二回目。前回に比べてツカミが大幅に短かった……というか前回が長すぎたんだろうけど。 そのせいか今回は語ってたなあという印象。特に中盤は奥泉がひたすら語っていとうは相槌打ってるだけ、という状況。まあそれを察知して、いとうはいきなり世田谷話を振っ…

カズオ・イシグロ/わたしたちが孤児だったころ

どうもあまり集中して読めなかったのが、かなり面白かったことは確か。「日の名残り」のときにも感じた小説としての芯の強さを感じた。まずミステリとして秀逸だと思うんだけどな。わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワepi文庫)作者: カズオイシグロ,Kazuo …

(n)には向かない職業

2〜3ヶ月くらい書いていた小説を書き終える。しかしこんなに書いてたったの35枚かー、という脱力感が先に来てしまうのは如何ともし難い。どんなに少なくとも長編を名乗るならこの10倍は要るわけだ……絶望。しかも相当好きに書いてこの遅さだからなあ。

清涼院流水/成功学キャラ教授

まず前提として。おれは別に成功したくてこの本を読んだのではなく、清涼院流水の作品を読みたくて読んだのであり、その意味でおれは期待された読者ではない。 そのうえでさらに誤解を恐れずにいうなら、おれはこの作品にある意味において失望した。だがその…

「セブン」

いまいち気分が乗らず流し観状態だったが、ラストにはかなり意表をつかれた。そう来るか……!もう一度観るとあらたな発見がありそう。で、コメンタリーが二つもあるわけだが、さすがにあと二回観るのはキツいな……。セブン [DVD]出版社/メーカー: 東宝発売日: …

「アーマード・コア フロントフォーミュラ」

わかってんだ、タンク5台が最強だって。 でもそれはできないだろ……。

まあなんにせよ

これでやっと坂木司に手をつけられる。

奥泉光/バナールな現象

密度が高いなあ、というのが第一印象。正直いって作品の全貌を理解したとはとても云えないが、それでも奇妙な迫力に充ちているし、何よりこんな不条理で訳の分からん話なのに読んでて楽しいというのがすごい(少なくともモチベーションが一定以下に落ちるこ…

「すばる」2006年12月号

カミュ漫談が読みたくて、前回の文芸漫談のときに衝動買いしたもの。 川上弘美「文月」は連作の一編なのでなんとも云えず。堂垣園江「影の豚」が驚くほど詰まらない。ステレオタイプな文学的想像力のパッチワークとしか思えない。長薗安浩「他人の時間」は流…

なんか最近

感想以外の文章書いてないなあ。なんでだろう。まあそういう状態なんだろうとしか説明できないけど。

大槻ケンヂ/縫製人間ヌイグルマー

すげー単純なストーリーと軽い文体と異様な装飾。 ストーリーラインはヒーローの物語の再演/擬態という側面から説明できるのだけど、このフリークス趣味はなんだろう? そもそもこの構図はどっかで見たような……ああそうか、そのまま「フリークス」か(ある…

佐藤良明・柴田元幸/佐藤君と柴田君

佐藤良明ってなんか厄介そうな人だなーとやくたいもないことを思った。縁もないのに。佐藤君と柴田君 (新潮文庫)作者: 佐藤良明,柴田元幸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1999/06メディア: 文庫 クリック: 11回この商品を含むブログ (17件) を見る

大倉崇裕/警官倶楽部

まあつまらなくはないが……どうしてそっちに転がすかなあ。警官倶楽部 (ノン・ノベル)作者: 大倉崇裕出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2007/02/09メディア: 新書この商品を含むブログ (26件) を見る

「太陽を盗んだ男」

凄まじい映画で、何が凄まじいかって、ほぼ全篇徹底して無意味なところが凄まじい。言い換えれば、とんでもない量の意味の空白に支配された映像が続く。冒頭、爺さんがスクールバスをジャックして、皇居に手榴弾を投げ込むシーンとかは確かにイデオロギーを…

「ユージュアル・サスペクツ」

もうちょっと最近の作品だと思ってた。↓の所為でだいぶ印象が薄くなってしまったが、まあ良いんじゃないでしょうか。予告編レベルの予備知識もないまま観たので最初なにしてんのかさっぱりわかんなかったけど、まあこれは観たほうの責任だろうし。ラストシー…

読みました。面白かったです。

ていうか、当たり前だけど、読者が書き手のパーソナリティを了解している場合は、このような感想にもニュアンスを感じとれるよな。今気付いた。馬鹿か。 例えば、この日記でこう書いた場合、日常的にこの日記を読んでいたり、僕と付き合いがあったりする読者…

気分が沈むときは

まあ物を買うに限る。最近はレースゲームやスポーツゲームしかやってなかったので(うまくもないのに……)、いろいろ漁ってみた。結果、眼をつけたのは「アーマード・コア フォーミュラフロント」。評判も悪くないようだし、2000円切ってたのでとりあえず購入…

自分の救いようのなさについて

よく考えさせられる数日間だった。が、楽しげなイベントであり実際楽しげだったのであり、まあ自嘲するのはあとにして考えるだけにしておきたいところ。

このゲームは

もしかして「フロントミッションオルタナティヴ」みたいなもんなのか? そういえばおれ、フロントミッションもあれしかやってない……。

東雅夫・加門七海・福澤徹三編/てのひら怪談

さすがに当たり外れがあるよなあ、なんかありがちな感じな……と思いながら読み進めていたのだが、しかし考えてみたらおれはまったく怪談というものを読んだことがないのであり、コードを理解していない。すなわち、画期的な密室トリックが用いられたミステリ…

大岡昇平/野火

野火(のび) (新潮文庫)作者: 大岡昇平出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1954/05/04メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 520回この商品を含むブログ (95件) を見る

よーっし

コラムとりあえず終わった……しんど。

慶応義塾大学推理小説同好会/推理小説論叢第四十輯 創立五十周年記念号

TRICK+TRAPで売ってたので何かの参考になるかと思い買ってきたもの。もともと不死鳥でやろうとした企画と被っていたものがあってひやりとする。しかしISBNコードが付いてるってことは完全に商業ベースに乗ってるってことか……。推理小説論叢〈第40輯〉創立五…

仲俣暁生/極西文学論

読んでいるあいだ批評がらみのあれこれが頭を過ぎって集中して読むことができなかった。というか、ああいう話に入っていけずになんで文学部通ってるんだって話だ。凡庸な感性しかないんだからせめて教養だけでもどうにかしないといけないような気がする。極…

遠藤徹/くくしがるば

これは困った。基本的にはアッパーな文体で奇想? というかまあ要するに変な話をかましていくタイプの小説なのだが、なんか小説のテンションに読者のテンションがついていけないというか、要するにだだスベり。まあ僕はスベり芸上等な人間なので苦笑しつつ読…