2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧
2007ミステリ年度も終わりましたが終わりそうですが、このあいだに出た新刊で、年度を代表する大傑作というわけでもないけどもうちょっと読まれてもいいんじゃないか(ソース:はてなのISBNページ)と思った本をピックアップしたいと思います。ただ、あくま…
ミステリばっかり読んでたらいかんですよ! いろんなジャンルの本を読みましょう! 以上!
「アトランチスの謎」、「高橋名人の冒険島」、「ソロモンの鍵」。ゲームセンターCX DVD-BOX出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ発売日: 2005/12/23メディア: DVD購入: 3人 クリック: 96回この商品を含むブログ (324件) を見るゲームセンターCX DVD-B…
これはいい裏赤朽葉ですね。個人的には中年と若者、というよりは男と女の対立……でもないけど、違いが色濃くこの二作には現れていると思った。そして、まったく違った価値観のもので進行するこの二つの小説はどちらも、“いったい何が殺人として罪に問われるべ…
下のところに。警官の血 上巻作者: 佐々木譲出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/09/26メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 22回この商品を含むブログ (86件) を見る
あらためて考えると、この作品はもうフェアとかフェアじゅないとかそういう次元じゃなくて、むしろもう謎すらないんだよなあ。あるのは誤解だけ。でもそれでもミステリとして成立するし、ことによって本格というタームすら使って賞賛されるんだから、世の中…
もともとこの小説は、新現実に載った時点において、当時の佐藤友哉の状況と重ね合わせて読まれることを少なからず意識して書かれたものだったことは間違いないだろう。第一話の初出から五年を経た現在改稿するにあたって、さきほど述べた方法論はかなり薄め…
何も云わずに動画を日記に貼るようになったらまずいんだった。すっかり忘れていた。確かについ最近までなかなか健康だった精神状態が正直かなり危ないことになっている。みなさん、僕が突然おかしなことを書き出したり失踪したりしても驚かないでください。
http://wbonbon.blog26.fc2.com/blog-entry-982.html→http://d.hatena.ne.jp/sinden/20071021/1192957571 フォントがでかいのは仕様。未読には*印。こうしてみると結構ある……。 1 有栖川有栖 女王国の城 2 三津田信三 首無の如き祟るもの 3 山沢晴雄 離れた…
インシテミル作者: 米澤穂信出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/08/30メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 598回この商品を含むブログ (348件) を見る
最近の島荘の作品はほとんど読んでいなかった(というか、そもそもハインリッヒが語り手の作品をはじめて読んだ)が、いや、面白いじゃん。気合入ってるなあ、と思った。特に「リベルタスの寓話」は濃い。トリックもキレていて良いし、なおかつ全体に仕掛け…
面白くはあったが楽しみきれなかった。伏線の張りっぷりと回収っぷりはかなりすごいと思ったが、いまいちアクションパートに乗れなかったのが痛いなあ。たぶん向いてなかったということなんだろう。好きな人はすげえ好きだと思います。夕陽はかえる (ハヤカ…
大学で書評を書く授業を取ったところ、本選びからあなたのセンスが問われているのですよといわれたので、ゆっくりとした口調でしゃべるその詩人の先生を困らせるべくこの本を選んで書いた。いちおう、要所要所でそういう人でも興味を持てるようなフックを仕…
「女王国の城」に出てくる宗教団体って、本来の構想時期や描かれ方からオウムを連想するのは僕だけだろうか。
ちょっとどきどきしながら読んでしまった自分が憎い。ところで、親子関係っていうのは清涼院流水作品を読み解くのに結構重要なファクターだよね、と思った。とくまつ 夜霧邸事件 (徳間デュアル文庫)作者: 清涼院流水,牛木義隆出版社/メーカー: 徳間書店発売…
まあこんなもんかな。しかし刑殺なんて久しぶりに思い出した。あれ? カーニバルには出てきたっけ? 漫画版コズミックジョーカーだけじゃなかったか? どうだっけ?とくまでやる (徳間デュアル文庫)作者: 清涼院流水,牛木義隆出版社/メーカー: 徳間書店発売…
戦争ばっかになってきたなー。もうちょっと革命パートが読みたい。あと恥ずかしいので書いてこなかったけど、すぐ人の区別がつかなくなります。漫画読みなれてないせいかな。そう思いたい。ナポレオン 3―獅子の時代 (ヤングキングコミックス)作者: 長谷川哲…
僕は一度、「月光ゲーム」を読むのを止めている。高校の頃だ。それというのも、その作品をはじめとする学生編シリーズの主な語り手、有栖川有栖に死ぬ程むかついたからだ。有栖川の全てが嫌いで、本気で死ねばいいのにと思いながら読み進めた。それはのちの…
なかば内容を忘れつつあるが、それくらいがちょうどいいのかもしれない。力を抜いて読めて、面白かった。いちばんいいのは何気に大技な「田舎の刑事の危機とリベンジ」だと思うけど、「田舎の刑事のウサギと猛毒」 における妻の鬼畜ぶりには笑った。田舎の刑…
小説を書くということはみっともないことであり、その小説を読んで書評を書くというのもまたみっともないことだ。しかし私たちにはみっともないことをする自由があるので、少なくとも僕はみっともないことをえんえんとやっている。それはみっともないことを…
「キャプテン・ラブ」の先進性に打ち震える今日このごろ、みなさまいかがお過ごしですか。このゲームを最初に発売したのは今はなき東芝EMIだったのですが、このメーカーが発売したソフトといえば高校生が同棲する「ずっといっしょ」や、卵を転がすと文明がで…