文芸漫談「野火」

二回目。前回に比べてツカミが大幅に短かった……というか前回が長すぎたんだろうけど。
そのせいか今回は語ってたなあという印象。特に中盤は奥泉がひたすら語っていとうは相槌打ってるだけ、という状況。まあそれを察知して、いとうはいきなり世田谷話を振ったんだろうけど。
内容は当然面白かったが、前回のミステリいじりのときも感じたことだけど、このコンビのエンタテインメントジャンルへの感覚は結構中途半端だと思った。いまさら大藪春彦の最後期作品いじりをやられても……でも一番会場がウケてたのはそのへんだったけど。