2007-02-23から1日間の記事一覧

まあなんにせよ

これでやっと坂木司に手をつけられる。

奥泉光/バナールな現象

密度が高いなあ、というのが第一印象。正直いって作品の全貌を理解したとはとても云えないが、それでも奇妙な迫力に充ちているし、何よりこんな不条理で訳の分からん話なのに読んでて楽しいというのがすごい(少なくともモチベーションが一定以下に落ちるこ…

「すばる」2006年12月号

カミュ漫談が読みたくて、前回の文芸漫談のときに衝動買いしたもの。 川上弘美「文月」は連作の一編なのでなんとも云えず。堂垣園江「影の豚」が驚くほど詰まらない。ステレオタイプな文学的想像力のパッチワークとしか思えない。長薗安浩「他人の時間」は流…