レイモンド・カーヴァー「Carver's Dozen」を読んだ。おお、これは面白い。すごく性にあうし、こういう小説を書けたらいいなと思う。何か強烈な、過剰なといってもいいようなそういうものがあるわけではないと思うが、それでもなんでもないようなひとつの場面、あるいはセンテンスにこめられた、地に足がついた力強さにはほれぼれとしてしまう。

Carver's dozen―レイモンド・カーヴァー傑作選 (中公文庫)

Carver's dozen―レイモンド・カーヴァー傑作選 (中公文庫)