石持浅海/心臓と左手
これはちょっとなあ。冒頭の作品から六篇はほのかなアレさもありつつ、まあ質が高くて読めるんだけど(それほどクオリティに差はないけど、強いていうなら「罠の名前」がいちばんかな)、「再会」がどうにも気持ち悪すぎる。これはちょっと受け付けない。なんとなくだが、今「月の扉」を読んでも、おそらくは否定的な評価になったのではないかという気がしてきた。ぜってーろくなところじゃねえよあの学校。
- 作者: 石持浅海
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/09/21
- メディア: 新書
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