久綱さざれ/神話の島
序盤は読んでて結構キツかったが、半分過ぎ、疫病で犠牲者が出たあたりから快調に読めた。いろいろ詰め込んであるんで焦点が見えづらいが、ミステリ的な要素よりは陋習に縛られた島でのサバイバルというサスペンスっぽいところのほうが面白い。なかなかの佳作だとは思うが、ただやはり長すぎたかなあ。どこが要らなかったかと云われると答えられないが、もう少し締められたような気もする。うーん。あと探偵役の人が突然催眠術とか使い出したのでびっくりした。なんか既存のキャラらしいんで仕方がないっちゃないんだけど。
- 作者: 久綱さざれ
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2007/06
- メディア: 単行本
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