樹月弐夜/バロックライン
ウィーンで能力者がしっちゃかめっちゃかカッパワン。
基礎はわりと良くできていると思うが、気になるところも結構ある。わりと込み入ったプロットなのにページ数が足りない気がするうえ、登場人物が敵味方関係なく美形の青年ばっかりで、別にそれはいいのだが、地の文に「青年」とばっかり書かれているのでいろいろ混乱する。あんまり真面目に読んでなかったせいもあるけど。なんだかなあ。
基本的なお話作りのテクは持っている書き手だと思うので、赤城毅みたいな路線でがんばってほしい。
- 作者: 樹月弐夜
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/02
- メディア: 新書
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