やらなくていいゲーム

ねーかなーっていうのが、ファミ通に載ってた鈴木みその漫画に書いてあったことを思い出した。
最近のおれといえば、リンダキューブアゲインは面倒になり、パワプロにいたってはCPUどうしに対戦させて見てるだけとかっていうくらい無気力だ。
そもそも鈴木みその連載じたいがけっこう前で、へたをすれば20世紀のことじゃないかと思うのだけど、でもなんかすごい予見的な話だ。当時すでに、FFがムービーばっかでつまらない、とかっていう話もあって、ゆるやかにゲーム業界がどん詰まりにむかっていったこともあるだろうし、鈴木みそという作家が先見の明を持っていた(95年に描かれた「オールナイトライブ」ではコミックメーカーの出現と電子出版の苦戦が予言されている)ということもあるだろうけど。
ゲーム業界の人間じゃないし、いまさらリンダキューブアゲインやってるくらいだから実際どのくらいゲーム業界がヤバいのかは実感としてはわからないけど、ある時期から、ゲームって「やって楽しい」よりも「やることが楽しい」と「より楽しくするためにやる」ことにシフトしつつあるんじゃないだろうかと感じる。わかりづらいけど。
前者は音ゲーあたりを祖として、塊魂とかロコロコとか、リズム天国とかでもいいけど、そういうのにつながるオサレで操作感が大事にされて、動かしてるだけで楽しい、そういうので、後者はひらたくいえばノベルゲー。べつに小説でもいいところを、インタラクティブ性を与えることでより楽しくするゲーム。
これはふたつとも、「ゲームやるのめんどくさいな」っていうニーズというか我が侭への返答じゃなかっただろうか。
なにがいいたいかというと、ひぐら(略)ってやらなくていいゲームなのかなーって。想像。ノベルゲーにおけるクリックについてあずまんがどっかに書いてた記憶があるけど、どこだろ。