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フランス文学史\(^o^)/オワタ
「さよなら妖精」について。個人的に違和感を覚えるのは、まあありていに言えばマーヤの死。別にそのことじたいがどうこうというわけではないのだけど、唐突というか、物語の構成上必然的なものというよりは、作者がその意図でもって物語の外から「殺した」という印象を持ってしまう。成功不成功うんぬんというよりは、おれだったら、という話になってしまうのだけど、ここは生死をあいまいにしたほうがより「苦味」を強調できたと思うのだけどどうだろう。
浅暮三文「10センチの空」を読んだ。ふうむ。(設定は別にして)隙がない。もう少し書きすぎれば無理が出てきたり、説教くさくなりすぎていたと思う(いや説教くさい話なんだけど、ある程度まではねらい通りだろうから)。まあ、そのためのこの薄さなんだろう。
- 作者: 浅暮三文
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2003/12/17
- メディア: 単行本
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