2007-12-31 阿井渉介/列車消失 最初の五行を眼にしたときはいったいどうなるのだろうと思ったが、読み終えてみたら結構面白かった。トリックの画的にはかなりバカミス度が高いけど、いかんせん書いてるほうにその自覚がないっぽいので自ら発見しておもしろがれる人にしか(バカミス的には)おすすめしません。それにしても刑事たちが大真面目に、切断された胴体の意思について議論している場面はシュールだった。もともとがリアリズムなのにトリックだけ新本格で、それをつなぎ合わせる気がないとこうなるのか……。列車消失 綾辻・有栖川復刊セレクション (講談社ノベルス)作者: 阿井渉介出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/10/05メディア: 新書 クリック: 1回この商品を含むブログ (8件) を見る