恩田陸/三月は深き紅の淵を

なんというか、やはりオレはこの作家の作品を必要としてないし読者として必要とされてないなと強く感じた。特に「待っている人々」と「出雲夜想曲」を読んでいるあいだはしじゅう本読み特有の優越感の気持ち悪さにいらいらしっぱなしだった。逆に「虹と雲と鳥と」のひりひりした感じは嫌いではなかったけれど。

三月は深き紅の淵を (講談社文庫)

三月は深き紅の淵を (講談社文庫)