「飛ぶ教室」? 何それ?

10時間強くらいかけてフリッカー式からクリテロまで再読。フリッカー式冒頭で「二〇〇七年七月二十九日」とか書いてあって、今日じゃん!とか思いとてつもなく寛大な気持ちで面白く再読していたがクリテロのアレさになんかもう逆にびっくりする。こんなに酷かったですか。この作品に「問題作中の問題作。あるいは傑作。」とか煽りがついて、結局それなりに読者が動揺して、どこかの誰かが密室本の応募券集めて「佐藤先生の新作をお願いします!」とか書いて送ったりしたんだから2002年ってとても幸せな時代だったんだなと思った。五年前だもんな。あーあ。もうこの本絶版にしてなかったことにするべきだと思う。