舞城王太郎/SPEEDBOY!

舞城を読むのも随分久しぶりのような気がしたが、変わってない、というか余計なもの(読者にとっては必要なものだったりするんだが)を切り捨てて純化しつつ同じことを延々と語りなおしているような印象を受けた。久しぶりなだけにスピード感を楽しんだことは楽しんだのだが、どこかでそれこそ突破しなければいけないのだろうなとも思う。そーそー、よあけさんが「かもめのジョナサン」を思い出したと書いていたけど、同感。

SPEEDBOY! (講談社BOX)

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