文芸漫談「モルグ街の殺人」

いやあ、面白かった! これは一度生で観てなんぼですよ。前置きの近況報告(うんこと子供の書いた小説の話)が長すぎだったり、奥泉光が何度も出ないマジックを使おうとしたりと、本では省略されるかもしれない部分も面白いし、肝心の「モルグ街の殺人」の読解も頷かされるものだった。たしかになー、ありゃ××だ。「異邦人」のが読みたくて、売ってたすばる買ってしまった(サインももらた)。次は「野火」かー。絶対行こう。
初めて降り立った下北沢であったが、まんま住宅街のホール周辺から、駅に近付くにつれてサブカル臭がするのが印象的。駅前に噂に聞いていた「漫画のセリフを全力で朗読するおじさん」がいて、ストリートミュージシャンの歌声の合間に絶叫が鳴り響くさまが凄まじかった。