マーガレット・アトウッド/侍女の物語

うーん、もうちょっと考えがまとまってから書いたほうがいいのかもしれないが。
個人的にフェミニズムには複雑な感情を持っていて、そういう文脈で読むといろいろ混乱してくるのだけど、最終的にはディティールと語りの持つ力に引きずられるように読み終えてしまった。
しかし――これについて何かを書こうとするとどうにも行き詰まってしまう。あー、あー。言葉にならん。授業行こう。
小説的なことを云うと、少しずつ世界観のディティールが明らかになっていくプロットなので、背表紙の紹介文や解説の類は先に読まないほうがいいかも。まあ、たまにこういうのを読むと自分の読書体験が引き締まっていく感じがする。