つか

れた。

マクロによって命を与えられたかのように、シートのうえで産まれその姿をつぎつぎに変える数字の配列には息を呑むような美しさがある。と思う。

こういうのを見ると、しかしコンピュータというのはまさしく計算する機械であるのだと思い当たる。なにもC++なりDelphiなり(おれのプログラミング言語にかんする知識はだいたいこれくらい)でなくても、HSPとかNScripterとかむしろカルネージハートとか、いや、そんなものでなくても、出鱈目に複雑な数式をメモ帳に書いてコピーして電卓に張り付ければそれはわかる。

おれは数学というものを早々に放棄してしまった人間で、その美しさなどというものを知ることはもはやないが、どうせそのうちすべてはルーティンに堕し、こんなことを考えることもなくなるのだろうから、とりあえず書きとめておくのも悪くない、はず。