カート・ヴォネガット・ジュニア/タイタンの妖女

ちょっと、語るべき言葉が見当たらない。今まで読んできた小説とはなにか文法が違うようですらある。とか云ってもしょうがないので、考えてみたいのは、このタイトルの意図と、ボアズ……そう、ボアズだな。読んでいてもっとも気になったのがこの登場人物だった。