結局、個人的に問題だと思うのは「ブログ」という言葉の誤用に根ざした(ブログとブログサービスを混同している)内容の話を大学の授業という場で垂れ流していることなんだよ。それこそブログで垂れ流す分には何の問題もないことなんだけどさ。まったく意味のない問題提起だとは思わないし。

ティム・オブライエン「本当の戦争の話をしよう」を読んだ。これは……ちょっとなんというか、語る言葉をもたない。もちろん素晴らしいのだが、うかつに触れられない何かがある、と忌避してしまうのも良くないのかもしれないが。「死者の生命」が最後に配置されている理由が、この短編集の核心なんだと思う。「ソン・ティボンの恋人」がもっともお気に入り。

本当の戦争の話をしよう (文春文庫)

本当の戦争の話をしよう (文春文庫)

うー、体調悪い。