遠藤周作/王妃マリー・アントワネット(上)

おっさんくさい小説だなあ、というのが正直なところ。いろいろステロタイプに堕しそうになっているところが目立つ。
まあ、読みやすい文章とストーリーテリングで読まされるけど、後者はかなりの部分史実の持つ力だし。オリジナルの設定がどう転ぶかは下巻しだい。今のところまあまあよく機能してるけど……。