「メフィスト賞受賞者のイマ」補完
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もうろくにおっかけてもいないのだが……
第2回/清涼院流水(1974)@『コズミック』 御大。独自の地位を確保。
- 7月に刊行された「恋時雨」ISBN:4062693682す。
- ていうか、羽住都と黄金コンビになりつつある件について。
- 幻冬舎とはどうなったんだろー……。
第6回/積木鏡介(1955)@『歪んだ創世記』 終了?
- 僕が知っている限りでは、2004年8月刊行の「秘密屋文庫 知ってる怪」の解説が最後の姿。
第7回/新堂冬樹(1966)@『血塗られた神話』 早々に他社に移って成功。売れっ子。
第8回/浅暮三文(1959)@『ダブ(エ)ストン街道』 現役コピーライター。健在。
- 現役というのははじめて聞いた。
- 連載をウェブふくめて三つくらい持っている模様。地味に順調。
- 来年春頃に幻冬舎から新刊が出るらしい。講談社一筋の生活にもついに終わりの時が。
第10回/中島望(1968)@『Kの流儀』 健在。最近はラノベ寄り。
第11回/高里椎奈(1976)@『銀の檻を溶かして』 健在。最近はファンタジー寄り。
- このへんは特に付け足すことも。高里も講談社一筋だけど、なんでだろうか。
- 学園ミステリについて調べようと思ったら、霧舎学園ばっかりひっかかって腹が立った。
- ついに年一作でもなくなってしまった。
第14回/古処誠二(1970)@『UNKNOWN』 地味だが直木賞ノミネート二回。実は一番直木賞に近い作家かもしれない。
- 「UNKNOWN」が今月、文春文庫で刊行。
- 新刊が二年近く出ていない。どうもこの時期の本格チームが不遇というか、不調というか。
第16回/黒田研二(1969)@『ウェディング・ドレス』 健在。コンスタントに書いている。
- 出てはいるが、本格から離れつつあるように見えるのが気になる。逆転裁判(のコミカライズの原作)がんばってくらさい。
- 3回くらい新作の情報に釣られた。
第18回/石崎幸二(1963)@『日曜日の沈黙』 四作で終了?
- 一番声を大にして訴えたかったのがこれで、ミステリ・フロンティアで新作が予告されている。なお、この作品の存在が最初に明らかになったのは3年前。また、クリスティー文庫の「邪悪の家」に解説を寄稿している(2004年)。
第19回/舞城王太郎(1973)@『煙か土か食い物』 三島由紀夫賞受賞。芥川賞に一番近い男。
第20回/秋月涼介(?)@『月長石の魔犬』 健在だが寡作。
第21回/佐藤友哉(1980)@『フリッカー式』 元重版童貞。最近は純文寄り。
第22回/津村巧(?)@『DOOMSDAY』 一発屋。終了?
第23回/西尾維新(1981)@『クビキリサイクル』 看板作家。若手筆頭。
- このへんはいいや。まさか秋月が復活してくるとは思わなんだ。この辺が正念場かなあ。津村は六十年代生まれだったと思う。
第24回/北山猛邦(1979)@『『クロック城』殺人事件』 健在。ラブ物理トリック。頑張れ。
第25回/日明恩(1967)@『それでも警官は微笑う』 健在。社会派寄り。
- このふたりも一年以上著作がない。
第26回/石黒耀(1954)@『死都日本』 現役医師。たぶん健在。災害小説。
- こんな人。
- 11月(今月じゃん)に新作「昼は雲の柱」(ISBN:4062137054)が刊行。
第27回/生垣真太郎(1973)@『フレームアウト』 終了気味。二作のみ
- いやいやいや。群像2006年7月号に長篇「キメラ」が載ってる。読んでないし、感想もびっくりするくらいないけど。
- ここ数回では最大の勝ち組だろうね。直木賞取っちゃうのか。
第30回/矢野龍王(1965)@『極限推理コロシアム』 健在。元々はパズル作家。
第31回/辻村深月(1980)@『冷たい校舎の時は止まる』 健在。
- ここはいいや。
第32回/真梨幸子(?)@『孤虫症』 健在。現在三作目。
- 公式あったのか! というわけで1964年生まれ。
- 日記がフレンドリーだ……。
- 群像に短編が一回掲載。ミステリマガジンで連載?中。
第33回/森山赳志(?)@『黙過の代償』 現状受賞作のみ。
第34回/岡粼隼人(1985)@『少女は踊る暗い腹の中踊る』 受賞作のみ。
第35回/古野まほろ(?)@『天帝のはしたなき果実』 これから出るよ。
- ここはいいや。
終了。
今年は新刊を大量に読むから、久しぶりにメフィスト賞作家の作品も読んでみようかと思った。