2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

道尾秀介/骸の爪

読みました。面白かったです。骸の爪作者: 道尾秀介出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2006/03メディア: 単行本 クリック: 16回この商品を含むブログ (69件) を見る

アンテナ

空にしてやったぜ!

本の雑誌編集部編/匿名座談会

就活の準備ということにしておいてください!匿名座談会―業界人が初めて語った舞台裏作者: 本の雑誌編集部出版社/メーカー: 本の雑誌社発売日: 1998/02メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (5件) を見る

桜庭一樹/赤朽葉家の伝説

やっと読んだ。第一部まで読んでぴんと来ず放置していたのだが、第二部から第三部までの流れがすばらしくのめりこんで読んだ。が、一方でどこか醒めた気持ちでいた自分がいたことも確かだ。内容にそぐわないやわらかな語り口や、登場人物の生き様に絡めて語…

石持浅海/心臓と左手

これはちょっとなあ。冒頭の作品から六篇はほのかなアレさもありつつ、まあ質が高くて読めるんだけど(それほどクオリティに差はないけど、強いていうなら「罠の名前」がいちばんかな)、「再会」がどうにも気持ち悪すぎる。これはちょっと受け付けない。な…

早瀬乱/レイニー・パークの音

これはいい。とにかく手堅くきっちり決めてくる書き手という印象で、「サロメ後継」のときはホラーというジャンルであったこともあってその生真面目さがマイナスに感じられたものだけど、この作品ではプラスに作用しているように感じられる。いくつかのテー…

機種変

高いのに機種変。あとで評判調べたら微妙に不評なのが笑える。

近藤史恵/サクリファイス

もちろん面白いことは間違いないし、スポーツとミステリを融合させたものとして高く評価するべき作品だと思うけれど、うーん、そこまでベタ褒めしますか。個人的には、作品内で描かれる感情のすべてを汲み取ってもなお、この動機はあまりにも、と思えてなら…

モニク・ルバイイ編/ギロチンの祭典 死刑執行人から見たフランス革命

アンリ-クレマン・サンソンによるサンソン家年代記を編集したもの。恐怖政治期(1793年霧月〜1794年収穫月にかけて)シャルル-アンリ・サンソンがつづった日記が大部分を占める構成。とにかく処刑数がものすごい勢いでインフレしていくのがわかる。最初は一…

清涼院流水/パーフェクト・ワールド Book.9 On the cloud of nine〜雲の上の心地〜

まさかの展開。パーフェクト・ワールド What a perfect world!Book.9 On the Cloud Nine~雲の上の心地~ (講談社BOX)作者: 清涼院流水出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/09/04メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 1回この商品を含むブログ (19件) …

安達正勝/マラーを殺した女 暗殺の天使シャルロット・コルデ

思っていたよりはるかにアレな人だった。マラーを殺した女―暗殺の天使シャルロット・コルデ (中公文庫)作者: 安達正勝出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1996/03メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 20回この商品を含むブログ (4件) を見る

久住四季/ミステリクロノ

個人的な問題だが、どうしても理性を持って受け止めることのできない要素が用いられていたので、冷静に感想を書くことができない。とりあえず、注射器が出て来てからのことはすべてヤク中の妄想だと思っておくことにする。ミステリクロノ (電撃文庫)作者: 久…

安藤健二/封印作品の闇

著者がそうであるように、おれもまたこの本に登場する作品のファンというわけではない。だが、ひとつの作品がこの世から葬られてしまう過程にいったい何が起こったのかを探るこのルポルタージュは、日ごろ何も考えることもなく創作物を消費し続けているおれ…

道尾秀介/向日葵の咲かない夏

俺これ「シャドウ」より好きかもしれないなあ。これでもかというほどアレすぎる推理や事実を叩き込んでくる終盤の面白さはすごい。母親の描写とかステロタイプといえばステロタイプなんだけど、きっちりイヤな感じに書けてるし。向日葵の咲かない夏作者: 道…

検索キーワード

この日記の場合だいぶノイズも多いのだけど、2007年の検索キーワード(単語)ランキングから作品名を抜き出すとこのようになる。 砲台島 42 悪人 36 生還者 32 密室キングダム 20 夜想 16 まあ微妙な結果ですが、どれもバカ売れしている本ではないなあとは思…

山田正紀/ゴースト

ミステリ的にどうこうじゃなくて、薄暗い街をさまようくらーい登場人物たちの語りに没入して読むべき小説だと思う。とにかくどいつもこいつも暗いし、物語そのものにもちっとも救いがないんだけど、全体を俯瞰するとどこか格好良くまとまっているのが不思議…

反逆する風景

自分のいないラウンジの写真を見ると、まるでそこがラウンジではないようだ。

しかし

自分の写っている写真を見ると絶望でそんな気分も萎えるのだった。何この前髪? もずく?

Godspeed You! Black Emperor

不死鳥用に先輩から貰った、2004年とか2005年の写真を見ていたら、何故か瞳の奥で何かがうごめいていて、つまりは自分が泣きそうになっていることに気付いた。いったいどういう種類の涙なのかまったくわからないし、思い当たるどの種類の涙も流す理由などな…

歌野晶午/ハッピーエンドにさよならを

上手くはあるが巧くはない、というか。ネタはいいんだけど、短編ゆえではあるんだけ結末近くのたたみかけがどうしても単調になりがちなのはいただけない。いちばんいいのは「防疫」かなあ。かなりイヤ話レベルが高い。あと、全体にタイトルセンスがいいよな…

成績

予定通り四単位落としました。もっとも本当に予定通りなのは二単位だけで、残りの二単位は試験直後に「予定通り」だったことになったのですが。それにしてもはじめてみた、「G」。

「内村プロデュース〜黄金紀〜」

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「内村プロデュース〜革新紀〜」

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「内村プロデュース〜新生紀〜」

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飯野文彦/バッド・チューニング

おれも少しは小説読んで多少のことでは動じなくなってきたけども、いや、これは引いたわ。ドン引きですわ。「読者を選ぶ」なんて書評サイトに書いてある場合、だいたいの場合、勝手に線引きしたあげく、「わかる自分」をアピールしていることがだいたいなわ…

しかし

冷静になってみるとえらい自分勝手な文章だ。

なんでSFに詳しくないのにワールドコンに行ったか、という話かもしれない

以下は戯言。