2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

久住四季/トリックスターズC PART2

あれ、感想書いてなかったのか……。とりあえずある段階から謎も魔術もどうでもよくなって、みゃー子の恋の行方ばかりを気にしていたのでした、というお話だったのさ。トリックスターズC〈PART2〉 (電撃文庫)作者: 久住四季,甘塩コメコ出版社/メーカー: メディ…

藤崎慎吾/鯨の王

ううん……面白くない。なんでだろうと考えると、やはり登場人物の問題かなあと思う。主人公の学者の魅力も伝わってこないし、敵役があんなただのバカじゃ盛り上がりようがない。まあ敵役のアホさに関しては、鯨と対比させる意図があったのかもしれないけど、…

タイトル変えた

たいへん中二病っぽくて満足しています。

道尾秀介/ソロモンの犬

これ……ありなん? いや、本格ミステリとして読むからアウトな気がするだけで、青春小説と思えば問題ないのか? いや、でもそう考えると引っ張りすぎて全体のバランスを損ねているような……。まあいいや。間宮先生はいいキャラしてますね。ソロモンの犬作者: …

「ゲームセンターCX1.0」

レンタルのやつ。「プリンス・オブ・ペルシャ」と「魔界村」。ゲームセンターCX DVD-BOX出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ発売日: 2005/12/23メディア: DVD購入: 3人 クリック: 96回この商品を含むブログ (324件) を見る

久住四季/トリックスターズC PART1

なんだなんだ、LOVEか。お前らまでLOVEなのか。 それにしても魔術師の説明をするところの、歴史上の人物うんぬんのところはいらないよなあ。あそこだけ妙に浮いてる気がする。トリックスターズC〈PART1〉 (電撃文庫)作者: 久住四季,甘塩コメコ出版社/メーカ…

素数×素数

21歳になりました。この一年も心穏やかに生きていきたいと思います。いや、この一年こそ、か?

伊藤計劃/虐殺器官

軍事SFの骨格をセカイ系(笑)で語って、でもなおかつたんなる自分語り小説とは肌触りが違うのは、9.11以後の批評の問題意識を、あるときはそのまま、あるときは《罪と罰》という普遍的な言葉に置き換えて作品内に包括しているからだろうか。変な話、あ、エ…

安藤健二/封印作品の謎

これはめちゃくちゃ面白かった。2も文庫になったら買って読もう。封印作品の謎―ウルトラセブンからブラック・ジャックまで (だいわ文庫)作者: 安藤健二出版社/メーカー: 大和書房発売日: 2007/05メディア: 文庫購入: 14人 クリック: 109回この商品を含むブ…

道尾秀介/背の眼

んー、またこのネタを使ってる……。正直云ってかなり安易な使い方をしているような気がするので、ここのところはよく考えたい。背の眼 (GENTOSHA NOVELS―幻冬舎推理叢書)作者: 道尾秀介出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2006/01メディア: 新書 クリック: 5回こ…

大村友貴美/首挽村の殺人

何だこれ? 面白いところが一個もなかった。今年の新刊でワーストかもしれない。首挽村の殺人作者: 大村友貴美出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2007/07メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ (22件) を見る

清涼院流水/パーフェクト・ワールド Book.8 Figure of Eight〜8の字の形〜

単語帳。パーフェクト・ワールド Book.8―What a perfect world! (8) (講談社BOX)作者: 清涼院流水出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/08/02メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (19件) を見る

ロバート・ファン・ヒューリック/柳園の壺

そりゃ、8ヶ月も中断してたら話わかんなくなるよ。柳園の壺 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)作者: ロバート・ファン・ヒューリック,和爾桃子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2005/08/09メディア: 新書 クリック: 1回この商品を含むブログ (13件) を見る

海野碧/水上のパッサカリア

なんかすげえ変な小説だった。面白くないわけじゃないし、筆力も感じるのだけど、しかし何か妙だった。異常なまでの一文の息の長さ、なぜか要所要所で挟み込まれる喜劇的なシーン、唖然とするクライマックス、ハードボイルドを何か履き違えた感じの主人公の…

清涼院流水/パーフェクト・ワールド Book.7 Seaventh Heaven〜最上の天国〜

えらいこっちゃ。パーフェクト・ワールド What a perfect world!Book.7 Seventh Heaven(最上の天国) (講談社BOX)作者: 清涼院流水出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/07/03メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (20件) を見る

A・D・G/病める巨犬たちの夜

ヒッピーと仲良くするとろくなことがないという話(違います)。 このレビューにある「ダシール・ハメットとアガサ・クリスティがフランスのど田舎農村で出会う」というのがほとんどそのまんまあてはまるというすさまじい小説。最初は死ぬほど読みづらかった…

見事に感想書けない病

Self某のせいか、合宿疲れが抜けないせいかはわからない。 そういえば書き忘れてたけど、「密室キングダム」を読んでいるとき、文章の端々や登場人物の台詞回しなどに、わけもなく清涼院流水、というか文SHOWを感じることが何度もあった。極端にマクロ視点に…

清涼院流水/パーフェクト・ワールド Book.6 Sixth Sense 〜第六感〜

あらあら大変。パーフェクト・ワールド What a perfect world!Book.6 Sixth Sense(第六感) (講談社BOX)作者: 清涼院流水出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/06/05メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (21件) を見る

円城塔/Self-Reference ENGINE

既出だけど、個人的にはバリー・ユアグローの作品群に近いものを感じた。というか、僕の知ってるなかでこの感触にいちばん近いのって、ある種の超短編の味わいだった。Self‐Reference ENGINE (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)作者: 円城塔出版社/メーカ…

某をかける某

寝て起きて飯食って寝たら午後五時だった。

大塚英志・清涼院流水・箸井地図/探偵儀式(4)

なんかクライマックスっぽくなってきたけど、どうせダラダラ続くんだろうなあ。探偵儀式 4 (角川コミックス・エース 109-4)作者: 清涼院流水,大塚英志,箸井地図出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2007/05/26メディア: コミック購入: 2人 クリック: 10回この…

アントニー・バークリー/毒入りチョコレート事件

面白かった! キャラも立ってたし、よく80年近く前にこんな試みを思いついたものだ。毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1)作者: アントニイ・バークリー,高橋泰邦出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1971メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 90回こ…

「中井英夫 虚実の間に生きた作家」

須永武彦の回想に出てくる中井英夫の偏屈ぶりが最高。中井英夫―虚実の間に生きた作家 (KAWADE道の手帖)作者: 本多正一出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2007/06/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 19回この商品を含むブログ (15件) を見る

柄刀一/密室キングダム

まあ、まずは褒めねばなるまい。純粋に、本格ミステリとして、この堅牢さは高い評価を与えるに値する。本格の構成要素を900ページ使って極限まで肥大化させ、なおかつ「もはや本格ではない何か」でもなくて、やはり本格でしかないというのは結構凄いんじゃな…

他人の感想の集積は力を持ちうるのか――「ヴィーナスの命題」感想リンク集

あれだけやめるやめるいいながら、やっぱりやる。 あとね、「他人の感想を読みたい」人なんて、いない。 「あの人は、どんな感想を抱いたのか、気になる」が正解です。 http://d.hatena.ne.jp/iris6462/20070731/1185888953 もしかしたらずれているかもしれ…

久住四季/トリックスターズM

さすがにどうかと思った。これを許容しだすとなんでもありじゃね?トリックスターズM (電撃文庫)作者: 久住四季,甘塩コメコ出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2006/08メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (61件) を見る