2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

鳥飼否宇/異界

んー……ぼちぼちっていうところか。バカミス分はかなり少ないというかほとんどないのでその方面の期待はかなえられない――よく考えると結構アレではあるんだけど。「急」のネタとか。それよりは素直に民俗学方面の薀蓄と南方熊楠のキャラを楽しんで読むべきじ…

「飛ぶ教室」? 何それ?

10時間強くらいかけてフリッカー式からクリテロまで再読。フリッカー式冒頭で「二〇〇七年七月二十九日」とか書いてあって、今日じゃん!とか思いとてつもなく寛大な気持ちで面白く再読していたがクリテロのアレさになんかもう逆にびっくりする。こんなに酷…

ぬー

シャドウオブローマ面白いんだけど、ゲルマン人のボスがダーイとか云ってるのはどうかと思った。シャドウ オブ ローマ出版社/メーカー: カプコン発売日: 2005/03/10メディア: Video Game購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (25件) を見る

金曜の午後二時

今週まだカレーを食べていない。

感想リンク集の可能性

とにかくいろいろなものが微妙そうなのでもうやりませんが、たとえば「A先生の名推理」で感想リンク集を作ったらどうだろう? とか。忘れかけられた本が少しだけでも生き返るかもとか。

西澤保彦/収穫祭

5時間ほど狂ったようにシャドウオブローマで人を薙ぎ倒していたのですっかりこの小説の殺しっぷりを忘れそうになっているこどまた今度何か書く。収穫祭作者: 西澤保彦出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2007/07/01メディア: 単行本 クリック: 16回この商品を含…

あまり深く考えずにやったことだったんですけど、秋山さんのエントリのコメントとかリンク先の議論をいくつか読んで、やっぱりまずかったかなと思い始めました。チキンなんで本当にまずいようでしたら一瞬で消します。

「赤石沢教室の実験」感想リンク集

「魔女を忘れない」感想リンク集 あと、著者自らこういったことをしている例としてこれがありますね。 魔女を忘れないための感想リンク集は、どうやらある種のベクトルに沿っている感想ばかりが、恣意的に集められているように思います。これはおそらくid:me…

そういえば

僕の父親はドラクエのことを「ドラクロエ」と発音していたけど、あれはなんだったのかな。

田代裕彦/赤石沢教室の実験

これは面白かった! 期待以上。ひとつひとつのネタの構成要素は別に目新しいものじゃないけど複雑にせずに、なおかつ盛りだくさんにしようという気合いを感じる。構成要素は目新しくないと書いたけど、その使い方っていうか「見方」には見るべきものがあると…

久住四季/トリックスターズD

昨日はろくでもなさが極まった一日だったので、せめてもの救いはこの本が面白かったことだといっても過言ではない。なんやかんやいうてもおれはこういうごてごてしてハッタリをかまして、最後に驚かしてくれるミステリが好きなんだなあと思った一冊だった。…

向田邦子/父の詫び状

レポート用。 人死んでばっかりやないか……。新装版 父の詫び状 (文春文庫)作者: 向田邦子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/08/03メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 79回この商品を含むブログ (115件) を見る

倉阪鬼一郎/四神金赤館銀青館不可能殺人

もうすでに内容を忘れつつある……。まあそうだなあ、この作品において忘れないことがあるとしたらメインのネタ2つと著者近影のインパクトだけであろうなとは思う。ミーコ姫どうしちゃったんだ。たぶん狙ってだとは思うのだけどなんか徹底的に薄いっていうか…

久綱さざれ/神話の島

序盤は読んでて結構キツかったが、半分過ぎ、疫病で犠牲者が出たあたりから快調に読めた。いろいろ詰め込んであるんで焦点が見えづらいが、ミステリ的な要素よりは陋習に縛られた島でのサバイバルというサスペンスっぽいところのほうが面白い。なかなかの佳…

東野圭吾/夜明けの街で

主人公の立場にどの程度近いかで読み方が変わってくるのかもしれないなとちょっと思った。言い訳を繰り返しながら不倫にずぶずぶはまっていく過程にどの程度入り込めるかっていうか。入り込めないなら入り込めないで「あーあ」気分を存分に味わえるのでそれ…

小林竜雄/向田邦子 恋のすべて

レポート用。向田邦子 恋のすべて (中公文庫)作者: 小林竜雄出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2007/05/01メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (7件) を見る

ふっかん

江坂遊「仕掛け花火」がうれしい! 昔高校の図書館で読んで気に入ってたんだけど、入手できずに悔しく思ってたので(一部の作品はその後出たオリジナル文庫に収録されたけど)。あとは買っても竹本くらい。 つうか地味なラインナップだ。他にあんだろ。なん…

レスが遅れたのでエントリで返信

amamach 『ええと、はい。確かにエキセントリックな書きぶりになってしまいましたね。特に『新青年〜』のくだり。そういえば、『幻影城』などもあったわけでした。これはもう不適切ですね。ただ、『社会派』とされた作品群=紙束、ではありません。ただ一種…

久住四季/トリックスターズ

一週間遅れで感想。いま読んでる「D」で自己言及されてたけど、デビュー作だからなのか詰め込まれすぎている印象が強くて、個人的には「L」のほうが好き。トリックスターズ (電撃文庫)作者: 久住四季,甘塩コメコ出版社/メーカー: メディアワークス発売日: …

五十嵐貴久/シャーロック・ホームズと賢者の石

あんまり期待してなかったが予想以上に良かった。最初の一編を除いて基本的にはホームズと同世代の(架空含む)有名人と絡ませつつ、聖典の空白を埋める一発ネタなのだが、手続きをわりと慎重にとり、「賢者の石」と「英国公使館の謎」なんかは本格としても…

平野嘉彦/ホフマンと乱歩

意識が朦朧とした状態で読んだのでよく内容は覚えていないが、印象的だったのが、(小説テキストの読解にこだわって)意図的かそうでないかはわからないが、乱歩のエッセイをまったく考慮に入れてないことだった。パノラマについても映画についても散々書い…