2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧
うかうかと引っかかってしまった。もうミステリ読み始めて5年が経つんだから、この程度の仕掛けはさっさと見破ってしまいたい。出来は思ってたよりもずっと良かった。これなら安心してシリーズを読み進められそうだ。トリックスターズL (電撃文庫 (1174))作…
先日引用したテキストにはこういう箇所がある。 しかし、いつまでも“黄金時代”は続きません。昭和30年代末からブームに陰りが見えてきます。「ミステリー・ブームはさまざまな作家を生み出し、あたかもブラック・ホールのように貧欲に作品を飲み込んでいった…
(登場人物が)バカ(な)ミス(テリー)。 まあトリックも大概だが、とにかく格闘バカたちの頭の悪さがすごい。「彼は残業だったので」で全開だった安い倫理観とバカさが絡み合い、あげくトリックすらもあんなんでカオスを作り上げた結果、どこまでが計算な…
まあ、レポート用。藤沢周平という生き方 (PHP新書)作者: 高橋敏夫出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2007/01/16メディア: 新書この商品を含むブログ (2件) を見る
その後のコメントで別の話になったので、文脈を無視してつっかかることになるが。 amamach 『ううむ、ミステリ冬の時代ですか……そういった時代は昭和の時代にすでにあったように思います。秋山さんはミステリの読者が増え、作者が増え、出版社が増え、相対的…
エリート最強小説。1を読まずに読んでしまったが、いやあこれは面白かった。職人芸ともいうべき世界というか。簡潔かつ必要充分な描写や直線的ながら読者を翻弄するプロットもさることながら、絶妙なのはキャラ配置だよなあ。 正論マシーンとしての竜崎もい…
http://movies.yahoo.co.jp/pict/person/92/0f/469786.jpg http://www.webdokusho.com/rensai/sakka/michi46-img/46_face.jpg これはもはや同一人物。
http://www.tfm.co.jp/kouhou/archives/top_02.jpg http://www.phiten.com/athlete/img/athlete9/photo.jpg 写真の選択を間違った気がする。
どうでしょうまともに観るの初めてかも。
ナイス橋本と多村仁 いや本当に似すぎ。
ふーん。ホラーとしてこうしたほうがいいんじゃないかと思ってたところがあったんだけど、そこはトリック上そうするわけにはいかないところだった。それ以外にも不自然だなーと思ってたところが伏線として回収されていくのはよかったけど、まあそんだけです…
amazonの書影が直ってる。 ベタに読めば中二病患者が齢20にして高二病患者になる話なんだけど(むかしファンタジーとかで善良な主人公とかを描くときによくやってた「私は普通に生きられればそれでよかったのに……」ってのは高二病なんだろうか)、それと書き…
すでに諸所で書かれているように、物語的/ミステリ的カタルシスを徹底的に排除した映画。まあなんせ犯人が最後までわかんない(東野圭吾の某作のようによく考えれば解ける、とかそういうんでもない)んだから当たり前。やっと最後にそれらしき解答が提示さ…
何だこれ。普通に面白いんですが。しかしあれかなあ、新本格が辿ったジャンル意識の思索を物凄いスピードで、誇張しながら語りなおしているという意味では物凄く原典に忠実にやってる気もする。探偵儀式 (2) (角川コミックス・エース)作者: 清涼院流水,大塚…
バイト君は古川日出男に似ている。
長々と借りていてすいませんでした。オルガスマシン作者: イアンワトスン,Ian Watson,大島豊出版社/メーカー: コアマガジン発売日: 2001/06メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 23回この商品を含むブログ (22件) を見る
ウェルメイドとでもいうのか、よく考えられて、なおかつ読みやすく書かれた佳作だった。ミステリ的な逆転があるわけではないけどね。とりあえず作者のことばに書いてあるそのままの小説なので、そこを読んで読むかどうか判断してください。監禁 (講談社ノベ…
普通にアクセスが落ち込んでた(2006年の1〜12月の平均月別アクセスは2414、2007年1〜5月は2037)。別に気にするわけでもないし(してるけど)、何かテコ入れをするわけでもないけどなんだかなあ。
ふつうに出来がよいミステリなので特に書くこともないのだけど、随所随所にやはり島荘っぽいところはあるなあ。寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁 (光文社文庫)作者: 島田荘司出版社/メーカー: 光文社発売日: 1988/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 1回こ…
向いてる職種が上から「システムコンサルタント」「ネットワークエンジニア」「カスタマーエンジニア」「保育士」「システム保守運用」だった。よくわからないが確かなのは、理系に行けばよかったってことと、システムと幼児は似たようなものだということだ…
パッケージングの印象からあまり期待していなかったが、いやいやなかなかのものだった。軽めのテイストながらも、特殊な舞台を用いて論理のひねりをうまく見せてくれた感じ。これは相当の力量がないとできないことじゃないですか。しかしそれだけにうしろの…
序盤で設定した問題意識を、時評というかたちで突き詰めていってる、という印象。一見そうは見えないものにも、まあなんていうか、空白への意識が忍び寄ってるっていう感じかな、そういうふうに読んだ。論理の蜘蛛の巣の中で作者: 巽昌章出版社/メーカー: 講…
読み始めて200pくらいまではだるくてどうしようかと思ったが、《コフリット》にひずみが生まれ始めてからは引き込まれて読んだ。 新興宗教と救いを巡る事象を、この作品はミステリ的仕掛けを用いて一方的に否定しない。トリックはおまけ程度と言われればそう…
ガキ☆使
道尾始まったな(遅い)! 大ネタのひとつはある程度までは明らかにおかしいところがあるのですぐに気付く。つーかこのネタでショートショート書いたことすらあるし。ひとひねりあるので感心したけど(というか、そこまで気付かれるのは最初から織り込み済み…
国内小説の読みすぎか知らないが、やたら翻訳小説を読む力が落ちている。こんなに易しいのに死ぬほど読みづらかった。ネタはまあまあ。猿来たりなば (創元推理文庫)作者: エリザベス・フェラーズ,Elizabeth Ferrars,中村有希出版社/メーカー: 東京創元社発売…
鳩に着地された
ナムコ!
個人的には「マリオネット症候群」なんかを思い出す設定。しょっぱいトリックよりはストーリーテリングとプロット芸で読ませるタイプの作品だが、最後まで読むとやはりトリッキーではある(ややこしい)。面白い。 しかし最後の最後のひとひねりはいらないよ…
美しい家 (光文社文庫)作者: 加門七海出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/04/12メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (13件) を見る