2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

乙一/小生物語

8時間半の睡眠を経て12時起床。昼食の親子丼を食べて、1時ころ布団でうだうだしていたらいつの間にか眠っていた。3時ころ眼が醒める。今日は小説を書くはずだったのに、と早くも失意に見舞われる。気を取り直してPCの前に行ったところでふと今日はアニソンを…

空が泣くから、空が泣くから、空が泣くから。

*1 *1:嫌煙家の著者によるクレームのため、のちに新装版が発行

保坂和志/プレーンソング

やっぱ小説って何してもいいんだよなあ(曲解)。プレーンソング (中公文庫)作者: 保坂和志出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2000/05/01メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 79回この商品を含むブログ (182件) を見る

奥泉光/ノヴァーリスの引用

もうちょっとミステリっぽく落ちるのかと思ったらそうでもなかった。なんかこの種の試みというのはすでにやりつくされてしまった気がするのだけど十何年前の作品にそんなことを云っても仕方のないわけで、インテリ小説として読むのが実は一番正しいのかも。…

三咲光郎/砲台島

なんとなく感想に困る。まったく知らない作家なので、叢書と粗筋で買ったのだが、どうも文章が頭に入ってこなくて難儀した。なんだか淡白だなあと思っていたのだが、3/4くらいいったところでびっくり。たしかにこの作品の世界観では不思議なことではないのだ…

困る

発表のために(足を使えとか向こうが云うもんだから)GWを使って何箇所か回ってみようと思っていたのだが全部祝日開いてないでやんの。どうすんだ。

京極夏彦/邪魅の雫

疲れた……。あー、なんていうか、これはアレと対になる物語なんじゃないかと思ったんだけど、でも確かそうじゃなかったはずなんだけどなあ。 檻至上主義者としては益田と山下のやりとりに燃えたし、ラストシーンとかいいなと思うのだが、いかんせん長すぎるで…

露×狂

そんな簡単に最大公約数的感情に支配されてたまるか!!!!!!!すべては思い込みだ!!!!!!

柳広司/漱石先生の事件簿 猫の巻

おもしろーい。二冊しか読んでないけど、この叢書は行けるんじゃないかって気がしてきた。読書の面白さを意識して書かれているのがわかってうれしい。恥ずかしながら元ネタはまとめては読んでいないのだが、読みたくなった。ラストが本当にいいんだよ。漱石…

時間が過ぎるのがいくらなんでも早すぎる

4月?18日?冗談だろう。

折原一/タイムカプセル

中盤の盛り上げがさすがに上手いせいもあり、オチには少し拍子抜けな感じもするが、ま、こんなもんかな。たしかに読書経験の最初のほうにこれを読んだならば結構なインパクトがあるだろうし。有名なトリックを仕込んであるあたりが心憎いね。タイムカプセル …

倉阪鬼一郎/騙し絵の館

評判良さげなので読んだ。うーん。茫洋とした雰囲気はいいし、ひとしきり騙されたけど、新しい何かは感じなかったな。……と思ったけど、なんか一ネタ見逃してるっぽい?要再読かなあ。騙し絵の館 (創元クライム・クラブ)作者: 倉阪鬼一郎出版社/メーカー: 東…

不死鳥の話

数少ない来た原稿を使って組んでみる。 ……楽しい。妙に。回廊の扉デザインの頃からそうなんだけど、この手の作業って妙に集中できるんだよなあ。小説なんかよりも全然。こういうことに対して気持ちがだいぶ転んできたんだけど、転びやすい性格だし集中できる…

めひすと賞作家の検索回数

むかしメフィスト賞作家の検索件数を調べてずらずら並べたりしたのがメフィストスレに張られていたりしたことがあったが、ふと思い立ったのでキーワードアドバイスツールを使って、一ヶ月に検索される回数を調べてみた(2007/2月分)。括弧のなかの数字は検索…

深水黎一郎/ウルチモ・トリッコ 犯人はあなただ!

うーん、ううーん……。まず違和感なく読めたし、ネタもなかなかのものだとは思う(個人的には好み)。たしかにおれが犯人だった。なのに何かはじけきれないっていうか、何なんだろ。ううん。 ひとつには、こんなネタなのに、文章などといった小説としてのつく…

坂木司/シンデレラ・ティース

とりあえず普通の作家になったなあと思う。そういう意味では安心して読めるようにはなったのだが……、あ゛ー!!しんどい!!出来とは関係なくしんどい!!なんだこのベタな色恋話は!!首筋が痒い!!全身が痒い!!人間なんかただの糞袋だ!!!!!! ……。…

久しぶりに

かつて卒業した小学校に足を向ける機会があった。場所そのものは徒歩数十秒の所にあるのだが。 用事を済ますでもなく済ませたので、校庭をぐるりと一周してみることにした。……小さい。鉄棒、靴箱、水槽、校舎そのもの、今はもはやばらばらでぼやけたものにな…

清涼院流水/パーフェクト・ワールド Book.4 Four Winds〜四方八方〜

特に感想はなし。次。後半は結構盛り上がったけど。なんかいかにも流水チックな「ずれ」を感じる巻だった。 〈シゴスピーク〉は使えそうだけど、恥ずかしいな。パーフェクト・ワールド What a perfect world ! Book.4 Four Winds(四方八方) (講談社BOX)作者:…

何が

面白くて何が面白くないのか加速度的にわからなくなっていくのを感じる。

なんか本当に本の感想しか書かなくなってしまった件

なんでだろう? 自分でもよくわからん。

うわ、

匿名ダイアリー落ちてる。この時間のテレ東でもやっぱテレビはテレビなのか。さて、どうなるか。

北野勇作/恐怖記録器

北野勇作のホラーは初めて読んだのだが、なにしろいつもの北野勇作なわけで、わけがわからん。怖いのか怖くないのかもわからん。わからんなりに面白いような気もするがやっぱりわからん。たぶん、気合い入れてもう一度読めば構造は読み切れると思うんだけど…

坂木司/切れない糸

もったいない。デビューから三年経った後に発表された作品に云うことでもないけど、これでデビューしていればこれほどの扱いは受けなかっただろうにと思う。正直に云えば面白かったね。 今から思えば引きこもり探偵シリーズというのは共依存というシステムで…

佐藤友哉/1000の小説とバックベアード

文芸誌に二段組で掲載されているのを読むのと、こうして単行本で読むのとで印象がかなり違ってくる小説ではないかと思う。 それはとりもなおさず、小説がいかように求められているか、という「場」の問題に繋がるのではないか。1000の小説とバックベアード作…